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人生100年時代はいつまで現役でいればいいのか?

私が生まれた頃(いまからおよそ50年前)は、55歳が定年で、平均寿命が70歳(男)ぐらいでした。現在の平均寿命は現在は81歳(男)で、女性は87歳です。それで、現在の定年は60歳ですが、2025年に定年は65歳になります。現在はこれの移行期間で企業は「定年制の廃止」「定年の引き上げ」「継続雇用制度(再雇用制度)などの導入」のいずれかを導入して65歳まで雇用する環境を整えることになります。さらに、その後は70歳までは働ける社会にすることが閣議決定されています。これは「高齢者雇用安定法」という法律で規定されているものです。

それぞれの個人の状態で、働ける社会(環境)、働ける体力や認知機能があるかが問題となります。また、最も重要なのは、働かなければならない理由があります。多くは経済的な理由かもしれません。

25歳ぐらいで社会に出たとして50歳は折返し地点に過ぎません。若い頃と同じような体力がないなかで、どうやって70歳ぐらいまで働くのか40歳ぐらいのうちにライフプランを考えておいた方がよいでしょう。

定年が55歳だった今から50年前〜30年前までの高度成長期に日本経済を支えてきたビジネスマン(サラリーマン)は、とにかくモーレツに働いて55歳というゴールにたどり着ければよかったのかもしれません。会社でもタバコを吸い、暴飲暴食、徹夜も厭わない生き方は今ではありえませんが、当時はスタンダードだったのでしょう。いわば、人生は短距離競走だったのです。

今は走る距離が倍ぐらいに伸びたので、マラソンのようにペース配分や戦略が重要になってくるでしょう。最初に飛ばしすぎると50歳ぐらいで息切れしてしまいます。ちょうど私の世代(50歳代)は、バブルを経験していて、「24時間働けますか?」なんで時代でした。ぼくも若い頃から運動もろくにせずに暴飲暴食をしていたので、30歳代の後半にはぶくぶく太って大変でした。

ぼくの場合、30歳代なかばで起業したので、自分の健康と営業スキルを維持して収入を得るためのライフプラン、すなわち戦略を少々、意識するようになったのでペース配分を考えることができました。40歳ぐらいからジム通いをはじめ、マラソンにも出て体重を落とし、タバコもやめて健康になりました。

最近はサラリーマンも健康に気を使うようになっているし、とくに若い人は、これからの長期戦となる人生に備えて慎重にかまえているように、おじさんからは見えます。少々、ものたりないな。と。

一昔前は終身雇用が当たり前だったけど、これからは転職や転籍で、いくつかの企業をわたり歩いたり、いわゆる専門性もひとつではなく、ふたつやみっつぐらい持っていなければならなくなるように思います。

何より、自分の肉体を客観的に見て、いたわりながら適度な負荷をかけて上手に使っていく感覚が必要になると思います。

一般的なサラリーマンや公務員で、普通に給与をもらっているだけでは、資産を残して早期リタイヤなんてことは難しくなるでしょうから、70歳までは働く覚悟が必要です。そうでなければ投資をするとか、起業をするかの選択になるでしょう。