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農業従事者の激減

農家戸数は調査のたびに減少しています。
北海道では5年前の前回調査からおよそ17%減少したとのことです。

国が経済的に発展すれば、2次産業である製造業を経て、サービス業などの3次産業に構造がシフトしていきます。とはいえ、製造業にも食品加工業があり、3次産業には飲食や観光など地域の「食」を基盤として成り立っている事業者が多数存在しています。まさに農商工連携、6次産業化なのです。

一方、コロナ禍にあって食のサプライチェーンで最下流に位置しているレストランなどの飲食や観光が大きなダメージを受けていることで農産物の需要が低迷していて、過剰在庫で価格も下落しています。これから農家の収益に与える影響も大きくなり、農業はますます儲からない事業になり離農する人も増えるでしょう。

それにしても5年間で20%もの農業者の減少は深刻な状況ですが、統計などを良く読み込んでみると法人による農業経営体は増加して、その規模も拡大していることがわかります。農業者にカウントされない、雇用されている農業者が増えているものと思われます。もはや農業は農”家”という家業ではなくったということでしょう。

農業が法人化する。すなわち企業が農業をやることになると、ただつくるだけではなく企画や営業などの家業にはなかった仕事が増えます。企画や営業は売り上げや利益を増やすためにあり、そこには戦略が必要になります。

他産地や隣の生産者よりも優位になること。すなわち「差別化」が求められるようになるでしょう。美味しい、外観が美しい、農業に取り組む姿勢が共感できる。など、さまざまな切り口でマーケットから高い評価を得る必要があります。

企画や営業などはこれまでにはあまり必要とされなかった機能です。今後、この機能を強化することが農業経営にはますます求められるでしょう。とくに、地域の農業の振興に強い影響力を持つ農協や役場にはそのセンスを持ち合わせているでしょうか?