新型コロナウィルスの第2波が全国的に広がっています。
今日、発表された4〜6月期のGDPの速報値は年率換算で27.8%減だそうで、ある程度、予想はしていたものの、2009年のリーマンショックをはるかに上回る減少で戦後最悪を更新しました。現実的な数字をつきつけられると、これが現実なんだと目が覚める思いがします。
7月以降も第2波の到来による影響もあり、経済への影響は引き続き大きいのは明白で、政府や自治体の対応などはさておき、ソーシャル・ディスタンシングな世の中では、当面は人と直接会って話をすることがはばかれます。
新型コロナウィルスの感染がいつ終息するのかという議論も寂しく、おそらくは「もう元には戻らない」という前提で世の中の変化を観察すべきだと思います。
明らかに、かつ、突然、かつ世界的に人々の行動が「変化」したわけで、これまでの常識とか、慣習とかは全く通用しないでしょう。前例は役に立たなくなったわけで、後世になれば、2020年がパラダイム・シフトだった。と言われるのでしょう。
さて、人と気軽に会えない時代、人が集まれない時代になって、しばらくはこの状況が続くという前提で、営業やプロモーションのあり方も大きく変化するでしょう。時代ですから、その「場」を提供しているレストランやホテルの宴会場などの売上は長期的に大きく低下するでしょう。
人と人をつなぐ場はリアルな場からオンラインにシフトしています。Webミーティング、あるいはオンライン飲み会などを試してみるものの、初めてお会いする人といきなりディスプレイ越しに挨拶するのにも慣れず、(わたし的には)普及にはしばらく時間がかかりそうです。
さて、そんな時代でのプロモーションですが、従来からある新聞や雑誌、テレビ、ラジオといった媒体を使うのは、いよいよ難しくなるでしょう。そうなるとインターネットを活用した媒体になります。しかし、低コストで参入障壁が少ないため、だれでも参入が可能になります。
自社サイトでのプロモーションでの運用が難しければ、インターネットを使って売買をする既存のプラットフォーム、たとえばAmazonとか楽天、Yahoo! Shopping などを活用することもできるでしょう。
とはいえ、いわゆる「マスメディア」ではないため、インターネット上に数多ある情報から自分の製品やサービスにたどり着いてもらうには相当の戦略が必要になります。いわゆる「Webマーケティング」の能力です。さまざまなインターネットメディアを複合的に利用し、本当に必要としているお客様に情報を届けるために、今何をすべきか、得られた情報をどう分析するかがポイントになるでしょう。
なにより、商品力がなければ話になりません。他の違いや個性、ストーリーなどが商品力を高めていきます。つまり、ブランディングも同時に行うことが重要です。