Reclaim the Earth!

北海道は良い季節です。

気がついたら、もう6月になりました。十勝あたりでは1番牧草の刈り取りもはじまります。北海道はこれからが一番良い季節です。北海道神宮祭やよさこいソーランなど、春のお祭りもあります。

さて、このブログの更新も滞っていました。すると何人かの方から心配して電話などをいただきました。はい、僕は大丈夫です。でも、なかなかブログ更新のエネルギーがわいてこないんです。ブログを継続させる秘訣は”習慣”です。僕もブログのねたは無い訳ではないのですが、なかなか文章にまとめようというパワーが出てきません。

ということで、今週のご報告をしましょう。

今週は月曜日はオフィスにいました。4月から本格的に仕事の拠点を北海道大学内のインキュベーション施設に移しました。毎日、書類などを少しづつ運び込み、5月末までに概ね引っ越しが終了しました。これまで事務所としていた自宅の1室には、引きだしに何もはいっていない机と、空っぽの本棚があるだけです。机の上だけでなく床から高く積まれた書類は一掃され、広々としています。

自宅から離れてオフィスを持って変わった事は、たくさんのお客さんが来てくれる事。そして、仕事をするときに集中できることです。自宅は札幌の郊外にあり、訪ねてくるお客さんはほとんどありませんでした。僕も遠くまで来ていただくのが申し訳ないので、僕から市内中心部まで出向いていました。今のオフィスは来客者の駐車場もあるし、近くには大学や公設の試験研究機関などもあり、他の用事のついでに顔を出してくれる人も多くいます。ありがたいことです。
仕事に集中できるというのは、他にすることが無いからです。自宅だと、どうしても家事が気になります。ちょっと息抜きにとはじめた洗濯や掃除機がけの方がメインになることもよくあります。その点、オフィスは仕事をする環境につくったので、かなり集中して仕事をすることができます。
自宅で仕事をすると、仕事に終わりがなくなっていました。朝から仕事をはじめて、夕方、夕食のあともダラダラと深夜まで仕事をしていましたが、外で仕事をしていると、帰ってから仕事をする気があまり起きないため夜中まで家で仕事をすることが少なくなりました。(全くなくなったわけではありませんが。)

そんなことで、月曜日はずっとオフィスにいました。夕方、大学の同級生のK君が訪ねてきました。「北海道の農業は?」みたいな話になりました。K君はいわゆる系統組織に所属して北海道農業全体を考えています。一方で僕は、個々の農業経営者の依頼で個々の経営をどうするかということに主眼をおいています。北海道農業をマクロで見るか、ミクロでみるかによって大きな違いがあります。同じものをみているはずなのに。
このように、さまざまな視点の角度、距離から事象を見ることが大切だということに改めて気づかされました。

火曜日からは、久々の道東出張でした。たい肥製造施設2件のコンサルティングをハシゴしてきました。「たい肥製造」と一言で表現しますが、さまざまなものがあります。原料となるバイオマスによっても違うし、たい肥に求める機能によってもその仕上がりは全く違うものになります。たい肥も誰がどのような目的で使うのかということを意識する時代にはいりました。農家も自分の畑にはどんなたい肥が必要なのかということをわからなければなりません。

これは何?

このうずたかく積まれた山は何でしょう?漁業のさかんな海沿いの町の資源です。これもたい肥にします。正解はホタテの貝殻です。

ホタテ

道東のホタテは大きくて、貝殻も肉厚で丈夫です。貝殻はほとんどすべて炭酸カルシウムでできています。通常、ホタテはむき身で流通するので、浜の水産加工場ではこのように大量の貝殻が産業廃棄物となっています。アサリやシジミなどは貝殻ごと流通するので、家庭のゴミになりますね。
ホタテの貝殻は道内で、数十万トンもあるそうです。(確か)、古いつきあいの北海道立工業試験場の内山さんがそのあたりについては非常に詳しいので、よく教えてもらっています。このホタテ貝殻も貝柱ののっている中央部分と貝殻の外縁部では同じ炭酸カルシウムでも構造が違うそうです。当然、たい肥中での分解も変わってきます。

そんなことを考えながら、地域のバイオマス資源を農業にどのように活かして行くのかというトライアルをしているわけです。

ツブ

めずらしいものもありました。「ツブ」の貝殻です。ホタテよりもずっと柔らかいし、貝殻の表面には細かい海藻がはりついています。これが、土に入ると植物にとって有用なミネラルになるんです。

よく発酵しています

たい肥製造工場ではたい肥がよく発酵しています。温度もあがっています。

さあ、来週も道東出張だぜ!

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