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便利さとはウラハラに・・・

今朝のNHKニュースで、スーパーが食料品、日用品のネット販売をしていると報じてました。ネットで野菜やお肉などを注文すると、近くのスーパーがすぐに届けるというのです。忙しい主婦には非常に便利なサービスです。インタビューを受けていた主婦は、スーパーに出かけると1時間も要するが、ネット通販なら、その何分の一かの時間で済むと言ってました。

忙しい主婦ばかりではなく、地方が高齢化する中で、大型スーパーに行けない高齢者が買い物をする手段として今後成長が期待される分野だといいます。というより、スーパー側では、地元のお客さんが店に来てくれないという危機感があります。

時勢としては、ネット通販の拡大はわかります。ネット通販の市場も現在では5兆円(確か・・)といわれ成長しているそうです。

でも、その反面、モノを見たり、触ったりして購入することはなくなります。パソコンのディスプレイに表示される項目と価格だけが商品の価値になってしまいます。ディスプレイに表示される項目、野菜の場合だと、たとえば、有機だとか、低農薬だとか、なんとか農法だとかいうのが求められ、それはそのまま生産現場に求められます。

金融の世界と同じように、仮想現実と実態との乖離がおきませんか?
目先の利便性だけを考えれば、野菜の宅配はすばらしいことだと思いますが、どんどん、生活が農業(生産現場)から離れていきます。

農業には食料生産という機能だけではなく、食、健康、環境、文化、郷土史などさまざまな価値があります。これから得られるものは非常に大きいと思いますがいかがですか?

戦後、日本の就労者の半分が一次産業に従事していたころは、誰でも親戚に農家がいたはずです。それが今では、一次産業従事者は就労人口の4%だそうです。親戚一同、誰を探しても農家も漁家もいないという人が大半になりました。だから、畑に入る機会もありません。

しかも、農業者の6割は65歳以上です。やがて、生活と農業とは大きく切り離されるでしょう。

そんな時代に育った子供たちは大丈夫でしょうか?自然の営みを感じることで得られるものって実は大きいんじゃないでしょうか?子供の情緒に大きく影響しませんか?

かくいう、僕の家も共働きですから、食料品は生協の共同購入を利用しています。

ただ、こんな仕事をしているので、生活と農あるいは漁業を近づけるように気をつけています。

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