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起業するということ

 「あなたは何のために働いていますか?」

シンプルな質問ですが、あなたは素直に、かつ明確に答えることができますか?

 僕が社会人になって最初につとめた会社の上司から、この質問をされました。
僕が就職したころは、まだバブルがはじけ始めたばかりのころですから、就職活動に苦労はしませんでした。大きな会社になんなく入ることが出来ました。
 大学を卒業するときには、就職をするのがあたりまえで、しかも、その目標は大きな会社に入ることでした。成功とは、その会社で昇進することでした。
 まさに、その時代の価値観にもたれて生きているだけで、「何のために働いているか」なんて考えることもありませんでした。会社に行けば、仕事をしてもしなくても給料はもらえたし、人並みに向上心も持っていましたが、何のために向上するのかも明確ではありませんでした。

 僕はこのシンプルな質問の答えに窮していました。同僚たちは、「社会の役に立つため・・」とか、「自分のビジネススキルを高めるため・・」とか、いわゆるカッコいい答えをしていました。

 その上司は、「誰も生活するためとか、食べるためとか、そういう目的のために働いているという者はいないのか?」と言われました。

 当時はバブル時代でしたから、食えなくなるなんて考えていなかったし、働くことの基本が生活の糧を得ることの意識はありませんでした。ショックでした。

 でも、それが基本なんですよね。そのうえに社会貢献だとか、さまざまな目的が乗っかってくる。できれば、幸せに暮らしたい。それも、仕事は生活の糧を得るためにあるとものと、個人の生活から切り分けて考えることができれば、自分の価値観を見出すことができるのだと思います。

 起業するまでは、サラリーマン生活を長く続けてきましたが、自分の価値観で生きているというよりは、会社の持つ価値観に自分の価値観を同期させていました。それは、仕事の時間だけではなく、プライベートな時間も支配するようになり、24時間戦うのが当たり前だと思っていました。

 昔、リゲインのコマーシャルで「24時間、戦えますか?・・・」というのがあったのですが、日本のサラリーマンの価値観がそれだったのです。

 会社の価値観と個人の価値観を同期させなくても同じであれば良いのですが、多くの人は微妙にずれているのだと思います。このズレがストレスになって、心と身体を蝕んでいく・・・

 起業は、自分の価値観を表現する方法だと思います。会社の価値観と自分の価値観を同期する必要がないですから。24時間働こうと、ストレスがたまることはありません。

 何のために働いているのか?

 今なら、生活するために、そして自分の価値観を表現するために働いている。と言えるような気がします。

One thought on “起業するということ

  1. 安藤勇作

    自分の価値観を表現できる仕事がないかを探している大学4年生の就活生です。
    ただ安定していて完全週休二日制だから市役所員を目指そう、民間でも全く興味のない業界の選考にとりあえず参加するか否かで日々悩んでいます。
    そんな状況なので公務員勉強にも身が入らず、毎日同じスパイラルの中生活しているといった感じです。
    大学4年生で「起業」ということも考えていないわけではないですが、とりあえず今何をすべきか迷っている状況です。鈴木さんの考え、意見などを聞かせていただけないでしょうか。

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