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コンサルタントのブログ

減る人口、老いる国民

上のグラフは日本人の平均年齢を示したものです。現在はおよそ47歳です。
ドイツと並んで最も歳を取っている国ということです。

国民の高齢化は、長寿化と少子化が原因です。長寿化は栄養状態や医療の発達の恩恵であり、少子化に関しては、栄養や医療はもちろん衛生状態がよくなったとか、経済が成熟してきて晩婚化したとか、先行きの不透明感から子供を持つことに消極的になったとか、いろいろ理由がありそうです。

しかし、事実として長寿化、少子化により国民の年齢が上昇し続けており、さらに人口も減少しています。
まさに、「人口減少+老いる国民」なのです。

過去を振り返れば、1960年代、日本人の平均年齢はまだ20歳代、バブルが弾けた1990年頃は37歳と働き盛りでした。人口も2010年頃までは増えていたので、「増える人口+若い国民」と思い込んでいて、そのような前提で、年金等の社会保障などの仕組みが出来上がっていました。

しかし、その前提条件はいつのまにか成り立たなくなっているのです。
つまり、社会全体の仕組みを見直さなければならなくなりました。

10年後には、若い移民を受け入れたり、空前のベビーブームが来ない限り国民の平均年齢は50歳ぐらいになっています。個人の人生設計も見直しをしなければならなくなるでしょう。

人口、2053年に1億人割れ(日経新聞)/ 農協改革

今朝の新聞各紙の1面には、厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が発表した長期的な日本の人口予測についての記事を掲載しています。

人口減少、少子高齢化は突然はじまった話ではないので、いまさら一面に掲載することでもないのですが、人口減少は現代の社会システムの根底にある「常識」を覆すものです。何かが、一瞬にして劇的に変化するものではありませんが、”真綿で首を締められるように”、じわじわと変化していきます。確実に。

昨年の4月に改正農協法が施行されました。旧農協法が制定されたのは昭和22年ですからおよそ70年ぶりの改正になります。昭和22年といえば、戦後の食糧難の時代ですから、今の飽食の時代とは食料事情も大きく異なります。
昭和22年当時は、食料を増産し、市場に安定的に供給することが求められていました。食管法によって政府が食料流通に介入していた時期です。農協、農家も生産に専念すればよかった時代です。

ところが、食料が市場に十分に供給されるようになり、平成7年に食管法が廃止されると、食品価格は大きく下落することになります。当然、農業は儲からなくなります。農家、農協は「自ら販売する」ということはしてこなかったのですから、販売しようにもやり方もわからないし、担当者もいない状態です。これが、現在も続いているのですです

これに加え、深刻な人口減少と少子高齢化の時代になりました。人口は2004年にピークアウトしていますが、それまでの日本人の平均年齢20〜30歳代と若く、労動人口も多かったので、著しく経済成長したのですが、現在の日本人の平均年齢は47歳。世界でもトップクラスです。上の写真の記事にもあるように労動人口が減り、従属人口と言われる高齢者がどんどん増えていきます。今後は経済成長なんてありえません。

さて、改正農協法では、あらためて農協は農業者が農協を利用しメリットを享受するために自主的に設立した組織であることを念頭に、「農協組織における主役は、農業者。次いで地域農協。」と示しています。さらに、農協は自立して創意工夫で自由に経営展開を行うことで農業者にメリットを出すことを強く求めています。そのために、改正農協法では「責任ある経営体制(理事の過半数を認定農業者、農産物販売のプロとする)」、「経営目的の明確化(適確な事業活動で利益をあげて農業者等への還元にあてる)」、「農業者に選ばれる農協(事業利用強制の排除)」を規定し、さらに、農業者にメリットを提供するために組織の一部を株式会社や生協に組織変更できるようにしています。

つまり、農協は地域の農産物を責任を持って販売するために、しっかりとした産地戦略を持って利益を出してください。ということになります。生産者も自ら販売することもできるし、商社や外食なども食料流通への参入が増えてくることを考えれば、「生産者に選ばれる農協」であり、「消費者に選ばれる農協」にならなければなりません。商社や外食、個別農家ばかりではなく、近隣農協や全農とも競合することになります。

これは、農協の執行部にとってたいへんなことですよ。

てっとり早く、「ブランド化」しよう。と考えて、消費者受けしそうなロゴタイプやブランドデザインをしがちですが、ブランドは一朝一夕にできるものではありません。これまでの取組みを分析し、他者に対する優位性を見出し、アピールポイントを整理して可視化する必要があります。実績が信用となってブランド価値は増大するのです。まずは自らの組織(農協)の魅力を見出すことです。

いずれにしても、一刻も早く、対応を考えるべきです。

ご相談にのります。お電話ください。

株式会社リープスも第15期を迎えることができました

@Poon Hill(Nepal) Mar. 2017

おかげさまで、今年度、株式会社リープスは創業15周年を迎えます。
というこで、私が起業したのは、今から15年前ということになります。

まさに”光陰矢のごとし”!!
あっと言う間です。人生にはそんなに時間がないんだな。とつくづく思います。
いま、何か「行動したい!」と思う人はすぐに始めないと、あっという間に人生の時間切れになってしまいますよ。

さて、少し前の話になりますが2月末から3月始めにネパールに旅行に行ってきました。ネパールを訪れるのは2013年以来4年ぶりになります。4年前に行った時、ダンプスという村に滞在していたときに、バンダというゼネストが発生し、迎えの車が来ることができなかったため、期せずして半日のトレッキングをすることになりました。

このネパールでのトレッキングをもう一度体験したくて、アジア酪農交流会に関連のある方々が行くネパールツアーに参加しました。ツアーに参加といっても、私はほとんど別行動でトレッキングしていましたが、

マラソンなどもそうですが、ただひたすらに、もくもくと動き続けている時間は思考の時間にもなります。トレッキングはマラソンほどキツくなく思考するのにはぴったりです。

今回のトレッキングの目的地はプーンヒル(3200m)、ふもとの村ナヤプルまではカトマンズに次ぐネパール第二の街、ポカラから車で移動して、そこからティルケドゥンガという村とゴラパニという村に2泊、投宿し、3日目の早朝、プーンヒルを登りました。それが上の写真です。夜明けとともにマチャプチャレやアンナプルナなどヒマラヤの山々を目の前に見ることができました。感動の瞬間です。

下りはタダパニという村で1泊してナヤプルに帰るという日程です。プーンヒルに行くにはスタンダードなコースです。機会があれば、ぜひ行ってみてください。お金があっても時間と体力がないと行けない場所です。

行ってみたいと思う人でも、行けない理由、行かない理由をあれこれ考えてしまう目的地です。何しろトレッキングの日程に前後2日程度を要するので10日近く休まなければなりません。しかも、インターネットの接続環境が極めて悪いところです。ネットに依存しきっている人は無理かな?(ロッジではWifiも使えます。)

4年前に行ったときには、1日に18時間ぐらい停電していました。Wifiを求めて街を歩いても、そもそも電源が来ていないというありさまでした。しかし、今回は一度も停電はなし。これだけでもネパールの発展を感じることができました。

これからのネパールの発展の方向は観光と農業とエネルギーだそうです。
我々が技術で貢献できることも多くありそうです。

人口減少と高齢化

6日の月曜日から今日まで開催されていた「さっぽろ雪まつり」は今年が68回目だそうです。1950年から札幌大通公園で開かれ、今回もおよそ260万人が来場したそうです。会場の大通公園は私の事務所から、わずか100mほどの距離です。事務所はいつもの通りなのに、すぐ近くでそんな大勢の人出があるなんて、少し不思議な感じです。

海外からの来場者も多くみられました。先々週の春節では中華圏からの旅行者が多く、これまた事務所近くの狸小路の商店街はとても賑わっていました。最近はとくに外国人旅行者がどんどん増えていることを強く感じます。それもそのはず、昨年の訪日外国人旅行者は年間で2,400万人超と一昨年よりも22%も増えたそうです。東京オリンピックの開催される2020年までに、4,000万人、2030年には6,000万人にするという目標もあるようです。過去のデータを調べてみると、今から18年前の2000年は476万人、2010年は861万人だったことを考えると加速度的な増加数です。ホテルの部屋数を増やすなど迎え入れる側の対応も求められています。

日本の人口は2008年の1億2,806万人をピークに減少局面に入っています。減少速度は早く2,048年には1億人を切ると言われています。ピークから40年間でおよそ3,000万人、実に23.5%の減少です。しかも出生率は低いので、その頃の高齢化率(65歳以上人口)は38%にもなっています。さらに75歳以上は25%程度と4人にひとりは後期高齢者層になると予測されています。

ちなみに2008年までは、人口がどんどん増えるフェーズだったので、いまの社会や経済の仕組みは人口とともに成長するシナリオです。ところが2008年からは人口増加と同じような速度で、人口が減少し、さらに国民の多くが高齢者ということを考慮すると、昭和の高度成長の真逆の衰退がさらに加速することが予測されます。人口増加時代のシナリオをベースに経済を維持しようとするならば、多くの外国人に来てもらい、国内で盛大に消費してもらわなければ維持できません。

人口減少、高齢化局面の大きな問題は、深刻な労働力不足です。
最近、AIを活用したロボットをはじめとるすさまざまなシステムを積極的に導入しようとしているのはそのためです。人が働かなくても、付加価値を生む世界をどのように作り出していくかが大きな課題となっています。

農業は天候に左右され、人の手による作業を必要とする産業です。さまざまな産業の中で、もっともこの社会構造の変化を大きく受ける産業だと思います。俯瞰的な視野を持ち、今、何をすべきかを真剣に議論しなければならないと思います。

 

全道農業関連部会交流会 in くしろ (北海道中小企業家同友会)

今週末は釧路に来ています。
中小企業家同友会の全道農業関連部会交流会です。私は札幌支部の農業経営部会に入っており、年に1度、全道の農業関連の部会が一同に会し、勉強をするのです。

今年は釧路支部が主催ということで、全道から140名が集まりました。
この地域の農業というと酪農になります。講演は北海道中小企業家同友会釧路支部の支部長であり、浜中町農業協同組合の石橋組合長です。

この地域で酪農が定着した歴史と、現状の課題、問題点が指摘されました。
酪農家の数も牛の数も急激に減少しており、生産基盤の維持が難しくなってきている。酪農においても「競争経済」から「共生経済」に転換すべきであるという指摘がありました。

石橋組合長の講演の後には、5つ部会に別れてグループ討論をするのですが、討論の中で、この地域にかぎらず、農業を維持するための労働力不足、人材不足について、考える機会をいただきました。

学んだ後は会員の生産する農産物での料理で懇親会がありました。チーズやお肉などが振る舞われました。その後は、釧路の町に繰り出して、名物の「つぶ焼」や「ザンギ」を堪能しました。

 


<鈴木善人>