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北海道農林水産知的財産セミナーでパネルディスカッションのコーディネータ

 

開催前のご案内を失念していましたが、11月21日に札幌市内のホテルで開催された北海道および北海道農政事務所が主催する「北海道農林水産知的財産セミナー」で、パネルディスカッションのコーディネータをつとめてまいりました。当日は100名ほどの参加者があり、農林水産物の知的財産に関する関心が高まっていることを感じます。

オリンピックのカーリングの「もぐもぐタイム」が有名になりましたが、韓国で購入されたイチゴが日本で育種されたものだったんじゃないか?とか、中国でシャインマスカットが栽培されている。とか、栃木県が開発したイチゴ、「スカイベリー」が中国で商標登録されて販売されている。といったニュースがあとを絶たないからなんですね。

農産物の多くは、国や県などの研究機関で長い時間と膨大な予算(税金)を使って開発されたもので、その形質を発現する遺伝情報はタネに入っています。また、組織培養という技術を使って細胞からクローンを作る技術もありますので、遺伝資源の流出は制度で取り締まらなければなりませんね。

最近は種苗法の廃止などの話題もあり、タネに関する議論は尽きませんが、マーケットがグローバルな時代ですから、様々な仕組みを駆使して守らなければ国の損害も大きくなりますね。

さて、パネルディスカッションは1時間でしたが、パネラーの農林水産省知的財産課の中島課長補佐、GI登録されている「十勝川西長いも」のJA帯広川西の常田部長、「はぼまい昆布しょうゆ」を地域団体商標に登録している歯舞漁協の中村参事に助けれれて良い議論ができました。

農林水産物の知財は、地理的表示(GI)や地域団体商標など様々な制度で権利化することができますが、その知財をどのように使ってブランドとしていくのかが重要なんです。知財は”手段”ですから。

今週、11月28〜29日に札幌市内で開催される「北海道アグリ・フード・プロジェクト」では、会場内セミナーがいくつか企画されていて、私も29日の11:30から「GIプレミアム(需要者にとっての特別な価値)をとおした産地の総合戦略作りについて」と題して講演いたします。農林水産物のブランディングに興味がある方はぜひ登録してご参加ください。

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