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訪日外国人観光客に何を食べてもらうか。

先日(というか、もう1ヶ月ほど前なのですが)、2年ぶりに仕事でタイに行ってきました。今は、新千歳空港からタイ航空(TG)が毎日バンコク便を就航していますから、ずいぶん近い感じがします。タイに限らず、アジア各国への航空ネットワークが整備されてきたので、気持ちの上での距離感はずいぶん少なくなりました。

これは日本から海外に行く利便性だけではなく、当然、海外からの来訪者にとっても都合が良い話です。今回はタイ航空を使ったのですが、海外のエアラインはほとんどのお客様が海外の方です。北海道への海外から成田や関空、羽田を経由することなく直接北海道に入ってきます。(だから新千歳空港の国際線は大混雑です。)

政府は2020年には訪日外国人を4,000万人に、2030年には6,000万人を目標にしています。ちなみに、今から5年ほど前に2012年の訪日外国人は836万人だったのが2015年には1,974万人になっています。航空ネットワークの拡充の他にもビザ緩和なども実施していますから決して無理な目標ではありません。

JTB総合研究所より

外国人観光客が増えるということは、当然ながら日本で落としていくお金も多くなります。これが、現在3.5兆円だそうです。2020年には8兆円、2030年には15兆円を消費してもらおうというのが今の日本の政策です。国別では、中国、韓国、台湾、香港、タイと続き、その多くは東南アジアの国々です。

さて、地域の農業の戦略として、この「観光立国日本」の計画はどのように見たら良いでしょうか?

日本は人口減少と高齢化で口の数と胃の容量が減っています。つまり、農産物の供給が過剰になる可能性があります。それを補填するのが、訪日外国人観光客(インバウンド)です。旅行先で楽しみなのは、やはり”食”です。外国人観光客に何を食べてもらうか。それ以前に、日本に来る前にその食材なり、料理なりを知ってもらうかというのがとても重要な戦略になると思います。

あわせて、観光客が都市部だけではなく、わざわざ農村地帯まで”何かを食べに来る”という仕掛けづくりがとても重要になると思います。

幸いにして「北海道」はアジアにおける超人気観光地のひとつです。北海道に来てくれた人たちに、おいしい食を楽しんでもらおうじゃありませんか。