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人口減少と高齢化

6日の月曜日から今日まで開催されていた「さっぽろ雪まつり」は今年が68回目だそうです。1950年から札幌大通公園で開かれ、今回もおよそ260万人が来場したそうです。会場の大通公園は私の事務所から、わずか100mほどの距離です。事務所はいつもの通りなのに、すぐ近くでそんな大勢の人出があるなんて、少し不思議な感じです。

海外からの来場者も多くみられました。先々週の春節では中華圏からの旅行者が多く、これまた事務所近くの狸小路の商店街はとても賑わっていました。最近はとくに外国人旅行者がどんどん増えていることを強く感じます。それもそのはず、昨年の訪日外国人旅行者は年間で2,400万人超と一昨年よりも22%も増えたそうです。東京オリンピックの開催される2020年までに、4,000万人、2030年には6,000万人にするという目標もあるようです。過去のデータを調べてみると、今から18年前の2000年は476万人、2010年は861万人だったことを考えると加速度的な増加数です。ホテルの部屋数を増やすなど迎え入れる側の対応も求められています。

日本の人口は2008年の1億2,806万人をピークに減少局面に入っています。減少速度は早く2,048年には1億人を切ると言われています。ピークから40年間でおよそ3,000万人、実に23.5%の減少です。しかも出生率は低いので、その頃の高齢化率(65歳以上人口)は38%にもなっています。さらに75歳以上は25%程度と4人にひとりは後期高齢者層になると予測されています。

ちなみに2008年までは、人口がどんどん増えるフェーズだったので、いまの社会や経済の仕組みは人口とともに成長するシナリオです。ところが2008年からは人口増加と同じような速度で、人口が減少し、さらに国民の多くが高齢者ということを考慮すると、昭和の高度成長の真逆の衰退がさらに加速することが予測されます。人口増加時代のシナリオをベースに経済を維持しようとするならば、多くの外国人に来てもらい、国内で盛大に消費してもらわなければ維持できません。

人口減少、高齢化局面の大きな問題は、深刻な労働力不足です。
最近、AIを活用したロボットをはじめとるすさまざまなシステムを積極的に導入しようとしているのはそのためです。人が働かなくても、付加価値を生む世界をどのように作り出していくかが大きな課題となっています。

農業は天候に左右され、人の手による作業を必要とする産業です。さまざまな産業の中で、もっともこの社会構造の変化を大きく受ける産業だと思います。俯瞰的な視野を持ち、今、何をすべきかを真剣に議論しなければならないと思います。