Reclaim the Earth!

大学改革シンポジウムで講演

先週の金曜日に帯広の農協連会館で開催された「大学改革シンポジウム」で講演をしてきました。前の週のJA十勝青年部に引き続き、最近は講演をさせていただくことが多くなりました。

このシンポジウムのテーマは「北海道における環境配慮型農業のあり方と大学の役割」ということで、北海道農業研究センター、帯広畜産大学、北見工業大学、釧路工業高等専門学校、釧路公立大学、JA十勝連合会と、道東の教育研究機関の方々が中心の構成になっていました。そんな中、民間企業は僕だけでたいへん恐縮してしまいました。

開会は帯広畜産大学の長澤学長の挨拶から始まりました。

僕のいただいたテーマは「市民目線で農業と環境を考える」サブタイトルで勝手に「農業セクターにおけるファーミングビジネスと社会貢献」とさせていただきました。

講演する筆者。現在、秋山記念生命科学振興財団からの支援を受けて行っている十勝農業イノベーションフォーラムの取り組みを紹介しました。とくに今年3回行ったアースカフェは写真をたくさんお見せしました。言葉よりも、目で見て感じるものの方が説得力があるものです。農村の風景や、参加者の笑顔など、感性に訴えるのがアースカフェの趣旨です。

農業セクターで環境を考えた場合、農業という産業自体が、環境を守るのと壊すのと両方の側面をもっていること。環境に良い技術などを導入するにしても、農家の実利に反映しなければ、なかなか出来ないことをお話しました。

農業生産現場と食卓の距離がどんどん遠くなっている昨今ですが、もっとこの距離を縮めることができないか。そうすることで、相互に信頼を深めることができないか?

また、農業は「生産」だけにとどまらず、食、健康、環境、文化等、さまざまな切り口で評価することが可能であり、生産以外の価値を高めなければならないと主張しました。

そのひとつの方法として、社会貢献があります。農業と企業のCSRを一体化することで、新たな価値が生まれると思います。

戦後の頃は、就労人口の4割が1次産業に従事していたといいます。それが今では4%ですから、親類縁者に農家、漁家がひとりもいないということも珍しくありません。そういう意味でも、農業の生産現場と食卓の距離は遠くは慣れているのです。

パネルディスカッションにも参加しました。隣に座っているのは、ずっと共同研究を実施している谷先生です。この先生との出会いで、腐植物質の研究開発をはじめ、腐植物質の機能を追っかけていたら、農業と社会貢献に至りました。

Tagged on:

コメントを残す